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移行その⑬
以下は以前に書いたあとがき的なもの
<後書き>
この話のきっかけは、友人の蘇芳からバラ園に行った時の画像を見せてもらって、
そこに「グレーシア」というバラがあったことから発生しています。
ヒューズさんなら絶対見逃さないと思いますし、それを好きだ好きだって絶対ロイには言ってそう(笑)
実際は真っ白な花ではないのですが(アイボリーだったかな?)、情景を思い浮かべると
イメージは真っ白の方向で来てしまったので、白にしちゃいました。
(2004.6.23)
(2010.5 移行)
君に捧げる花
― Put the little flowers on his greve ―
「本当に」
天上は一面アオが続いていて
「わかっているのか?」
大地はミドリで埋まっているから
「私にだって常識というものがあるのだぞ。」
シロが入る隙間なんてどこにも無いはずなのに
「なのに」
突然此処にやってきて
「お前が、『これが好きなんだ』と言っていたから」
今、佇んでいるヒトの左手には
「結局これしか思い浮かばなくなって・・・」
しろいしろい
「全く、・・・何が悲しくて」
ちいさなちいさな
「私が男なんかに薔薇を贈らなくてはならないんだ!」
バラの花束
そのバラの名は
「おい、」
彼が大好きだった
「聞いているのか?」
とてもとても愛していた
「お前という奴は、」
女性の名前がついていて
「本当に・・・」
きっと喜ぶだろうから
「・・・・・じゃあな。」
「ヒューズ」
そのヒトは『グレーシア』を捧げる
Fin