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移行その⑲
以下は以前に書いたあとがき的なもの
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節分とバレンタインの連動SSです。
節分の話が思い浮かんだ時、バレンタインも同じような状況(エドが貧乏くじを引く)に
陥るのではないかと思い、書きました。
藍原はチョコ好きですがホワイトチョコは牛乳っぽくて駄目です(笑
なので、エドにも嫌いになって貰いました。
エドヒドイ目に遭ってます。てか、ウィンリィ結構ヒドイ。あの状況じゃ、アルが鬼役に
なっても投げつけますよね、豆。
藍原的なウィンリィ像はこんな感じ。でも、そんな彼女って可愛いいと思うのですが(爆
しかし、なにより一番ヒドイのはアルでしょう。
ごめんと言いつつ、兄に豆を投げるつける。しかも、100発100中っぽいし(笑
(2006.01.22)
(2010.5 移行)
2月某日その①。
「エドー、アルー!」
「ん?」
「あ、ウィンリィ。どうしたの?」
「あのね、2人に今からこの2つの箱のどちらかを選んで欲しいの。」
「2つから?」
「選ぶの?」
「そう、この大きな箱と小さな箱のどちらかを選んで。」
「何が入ってるんだ?」
「へへぇ、それは秘密♪」
「う~ん、ボクどうしようかな・・・」
「あ、オレこっち!」
「エドは小さいの?」
「・・・なんとなくその言い方むかつくけど・・・オレこっち。」
「じゃぁボクは大きい方でいいよ。」
「決定ね。では中身を開けてみて下さ~い。」
+++
「なにすんだよ!イテッ!」
「えー。だから、豆まきの鬼役だって言ってるでしょ!」
「だからなんでオレが鬼役なんだっ、イテテテテテテテッ!」
「あ、ごめん兄さん。」
「だってエドが小さい方の箱を選んだからじゃない。」
「そんなの知るか!」
「大きい方に大量の豆が入ってて、小さい方に鬼のお面が入ってたんだよね。」
「そうよ~だから2人に公平に選んで貰うように中身を言わなかったの。」
「あんな大きさに差がある箱が平等かよ!イテー!」
「もう、ごちゃごちゃ文句言ってないで、鬼の役ちゃんとやってよ。」
「やってられるかー!!」
―*-*-*-*-*-*-*-*―
2月某日その②。
「エドー、アルー!」
「あ、ウィンリィだ。」
「あ~なんか、また変な箱抱えてきてるし。おい、アル。」
「何、兄さん。」
「今度はオレ、大きい方を選ぶからな。絶対!」
「うん・・・別に構わないよ。」
「今日は、」
「オレ、大きい方!」
「え、まだ何も言って無いじゃない!」
「言って無くても分かるんだよ!オレは大きい方の箱にする。」
「本当にいいの?」
「あぁ!!」
「ふ~ん・・・アルもいいの?」
「うん。兄さんがそうしたいなら、ボクは構わないよ。」
「じゃぁ、2人にあげるね。」
+++
「・・・・・・。」
「兄さん、大丈夫?食べられる?」
「やっぱり説明した方が良かったじゃない。
今日はバレンタインだから、2人にそれぞれチョコレートを渡すねって。」
「な、なんで同じものを作らないんだよ・・・」
「え~。だって私、ホワイトチョコレートの方が好きなんだもん。
でも、エドは牛乳嫌いだから食べられないでしょ。だから、別に普通のチョコレートで作ったの。」
「なら、そんな紛らわしい箱に入れるなよ・・・」
「それについても言おうとしたのに、エド聞かなかったじゃない!」
「まぁ、確かにそうだったね、兄さん。」
「せっかく作ったんだから、ちゃんと食べてよね、エド!」
「うぅぅ・・・素直に聞いておけば良かった・・・」
終わり