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移行してきたもの。

とあるバンド好きなために、彼らの歌詞の一部をお題にして拍手お礼のSSSを
書いていたのですが、今後書くか分からないので一個にまとめて収納しました。


 

  ***

拍手お題だったもの
THE YELOOW MONKEY編
1.ミルクもシュガーも入れない (Four Seasons)
2.ようこそ火のない所の煙へ (見てないようで見てる)
3.飛べない鳥はとり残されて (BURN)
4.大切という字は大きく切ない (淡い心だって言ってたよ)
5.スプーン一杯分の幸せ (楽園)
6.この素晴らしい夢中に (FINE FINE FINE)
7.時間が許す限り君に逢いに行こう (争いの街)
8.一目惚れの醍醐味は (SHOCK HEARTS)
9.言葉なんてろうそくの炎・・・ (GIRLIE)
10.微笑みの奥には悪魔がいる (聖なる海とサンシャイン)
 
 注1:( )内はそのフレーズが入っている曲名です。
 注2:色が変わっているのが消化済みのお題です。



 
 


 

  ***


お題その1
「・・・」
「?なんだよ。」
「し」
「し?」
「信じられん!」
「は?な、何が?」
「み・・」
「み?」
「ミルクも砂糖も入れないコーヒーなんて、コーヒーじゃない!!」
「はぁ!?なんだよそれ。オレはいつもブラックだぜ。」
「あり得ない。」
「じゃ、アンタはどうしてんだよ。」
「勿論、どちらも入れてるよ。」
「ふ~ん」
「ミルクを入れるから厳密にはカフェ・オレだがね。」
「ま、そうだな。」
「飲み物なのにあのとろっとした食感がいいのに、入れないなんて。」

「・・・え?なんだって?」
「ん?だから食感だよ、食感。喉元を通り過ぎる時のとろっとした食感がたまらないね。」
「・・・」
 
「?どうしたのだい?」
「あのさ、」
「何かな?」
「・・・ちなみにどれくらい入れてるんだ?砂糖って。」
「う~ん、コーヒーカップ一杯に各砂糖20個だが。」
「20!角砂糖を!?」
「しかし、最近は中尉に怒られたので、10個にしているが・・・」
「・・・」
 
「・・・は、鋼の?」
「あ、」
「あ?」
「あほかー!!」
 








お題その2
「ち、違う!」
「どうですかねぇ?」
「私であるはずがないだろう。」
「とは言いましても、実際これを見れば大佐が最有力候補ですよ、容疑者の。」
「だから、なんで私なのだ。私以外にだって・・・」
「ま、錬金術を使うのはアームストロング少佐や鋼の大将もいますがね。」
「だろう?」
 「でーすーが、少佐や大将が焔を操るなんて聞いたことありません!」
「!」
「素直に吐きましょうよ、大佐。自分が燃やしたって。」
 
「・・・」
「火のない所に煙は立たずっスよ。」
 「・・・そうだな。」
「!」
「確かに焔を操る錬金術師といえば、この近辺には私しかいないだろう。だが!」
「なんんすか?」
「この書類を燃やすのに、錬金術意外にも使える物を持っている奴がいる。・・・なぁ、ハボック?」
「うっ!」
「お前の方こそ素直に吐いたらどうなのだ?」
「え・・・え~と。」
「素直に吐かないなら残業100時間にしてやるぞ。」
「いっ!?そりゃないっスよ!!」
「やはりお前か。」
「しまった!」
「ふふふ・・・覚悟しろよ、ハボック。」
「い、イエッサー(泣)」
 








お題その3
「何言ってんだよ。」

 
いつも君はそう言って寂しそうに微笑う。
 
まるで今の現状を己の罪の如く、受け止めて。

でも、それは僕の罪でもあるんだよ。
 
だっていつも2人だったじゃない。
 
何をするにも、どこへ行くのにも。


 
なのに、



「それはお前の所為じゃない。」

なんて、そんな言葉で縛らないで。
 




僕を。





兄さん自身を。
 



飛べない鳥は、この大地に取り残される。

いくら成長して、身体や心が大きくなったって。

飛べなくなった鳥は、生きては行けないよ。
 
この世界には広い大きな空があるのだから、

そんな言葉で縛らないで、

力を合わせて飛んで行こうよ。
 





 



お題その5
「・・・私には無いのかね?鋼の。」
「はぁ?何言ってんの、当たり前だろ。オレは元々作る気無かったの!」
「・・・」
「・・・なんだよ。」
「・・・そうか、わかった。」
「・・・」
「・・・・・・」
「・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・」
「あー!だから何だって言うんだよ!!!」
「・・・別に。何も言ってない・・・・」
「言って無くても態度に出過ぎなんだよ!アンタは!!」
「・・・」

「ったく、仕方ねーな。ほら!」
「?コレは・・スプーンチョコ?」
「甘党のアンタには丁度いいだろ。」
「作っておいてくれたのかい?」

「・・・絶対こうなることは分かってたからな。」
「鋼の・・・」
「で、でもちっちゃいんだからな!スプーン一杯分だし!!」

「・・・それでも、私には幸せだよ。鋼の。」
 

 






お題その9
「もう行くのか?」
「あぁ、どうやらサウスシティとウエストシティの境にある町に動物の生態に関する錬金術を
 やってる人がいるらしいんだ。今回はそっちの方面から手掛りを探そうかと思って。」
 
そう言って笑う君を見ると、体の中心に痛みが走る。


「そうか。」

だけど俺が言えるのはこの返事くらいで。


「今度こそ、元の身体に戻す手掛かりが欲しいんだけど・・こればっかりは、ね。」

 笑顔の中に陰る苦悩を見ると手を掴み抱き締めたくなる。
 もう何処にも行くな、と。
俺は───、と。


しかし、
 

「・・欲しいものあるか?そこに行くまで長旅だろう?」
 
想いとは別の言葉を紡ぎ出す。
 

「ん、いや大丈夫だよ。」
「そうか。」
「うん、じゃ、オレ行くね。」
「あぁ、気をつけろよ、エド。」
「少尉も元気でな。」


そう言って駅へと向かう少年の後ろ姿を見送りながら、 再び想う。

『この世界でただひとつ、君だけが欲しい』と。
 
そう、それが言えたならどんなに良かったか。
 
だけど現実はその言葉を紡ぎ出せず、ただただ心の中に無散するだけで、

ロウソクの炎の様に消えてしまい、後には何も残らない。
 

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